書評

新紀元社「自動車模型の楽しみ方 エンジニアリングとエモーション」

モデルアート、モデルカーズ誌などに連載記事をもたれるベテランのカーモデラー、北澤志朗氏による模型製作ガイドブックです。プラモデル作りのための参考書籍はあらゆるジャンルに存在しますが、他に例を見ないような切り口で非常に興味深い内容。

大日本絵画「松本州平のヒコーキ模型道楽」

スケールアヴィエーション誌に連載記事「改造しちゃアカン リターンズ!」に発表された作例を中心に再構成された、ベテランモデラー松本州平氏の個人作品集です。非常に長く業界に関わってこられた方ですが、一冊の本に作品をまとめるのはこれが初めてとのこ…

一迅社「ガールズ & パンツァー エンサイクロペディア」

「ガールズ&パンツァー」の世界をより深く理解するための大事典、収録項目は1150超の堂々たるボリュームで徹底解説する一冊です。

伊太利堂「写真集 続・日本の豆戦車」

伊太利堂主人、吉川和範氏による日本陸軍のタンケッティ写真集。昨夏刊行され好評のうちに完売した物の増補改訂・お値段据え置き版となっております。

KKベストセラーズ「語れ!ウルトラ怪獣」

さまざまなジャンルに幅広くコミットするKKベストセラーズのベストムックシリーズNo.44。同シリーズでは特撮関連本も既に幾冊か刊行されていますが、本書は特に「ウルトラ怪獣」について心行くまで語る内容です。

大日本絵画「モデル・グラフィックス 2014年10月号 」

モデルグラフィックス10月号、巻頭特集は「日本の防衛力2014 [夏]」、最新キットを中心にした自衛隊特集です。ちょうど昨日「総火演」こと総合火力演習が催行されたばかりのタイミングですから、現地で見学された方や動画配信でご覧になった方々が手を伸ばし…

新紀元社「プラモデル徹底工作 可動戦車模型の作り方」

新紀元社は戦車模型とその関連本をいくつも出版していますが、本書はいささか毛色の異なる、「戦車模型をRC化する」ための改造指南の一冊です。製作・執筆に当たったのは桧木利弘ならびに下村一晴の両氏で、模型ファンがインターネットを活用し始めた1990…

エルフィンナイツプロジェクト「Blaster読本 01」

リドリー・スコット監督作品、SF映画「ブレードランナー」に登場する、いわゆるデッカードブラスターの研究本です。

三栄書房「GP Car ストーリー Vol.8 Benetton B192」

1992年のF1グランプリにミハエル・シューマッハー、マーティン・ブランドルのドライビングで出走したベネトンB192を解説する一冊です。

ホビージャパン「戦車模型製作の教科書 MENG編」

ホビージャパンの「模型の教科書」シリーズには既にミリタリーモデルの基本工作と仕上げまでのハウツーを説いた「戦車模型製作の教科書」がありますが、今回はここからさらに一歩踏み込んでMENGモデル製品のための製作ガイド、教科書となっています。無論こ…

大日本絵画「アーマー・モデリング 2014年08月号 (Vol. 178)」

特集は「奥深き単色迷彩の世界」。複雑な迷彩パターンを描くよりも、実はもっと複雑な色味や塗装過程を乗せることが出来る単色迷彩のハウツー特集です。「単色」とはいえ1色で塗ってるわけではないのです。

光人社「伊号潜水艦ものがたり」

以前に同社から単行本として刊行されていた「続・潜水艦気質よもやま物語」を改題のうえ文庫化した光人社NF文庫の一冊です。本シリーズで潜水艦を題材としたものにはイ41潜水艦艦長などを歴任した板倉光馬少佐による著作がありますが、本書を著した槇幸氏…

モデルアート「日本陸軍機データベース」

1/72、1/48、1/32各スケールの日本陸軍機インジェクションキットの総合ガイドブックです。

新紀元社「ミリタリーディテールイラストレーション パンター 」

第二次世界大戦中に撮影された記録写真に写ったドイツ軍戦車の詳細なディティールを、イラストを起こして詳細に解説するシリーズ第三巻です。本書はWW2後半のドイツ軍主力戦車となったパンター中戦車を、D型からG型までの変遷に沿って合計44両収録していま…

モデルアート「帝国海軍 重巡洋艦 総ざらい」

モデルアート既刊の艦船データベースから派生した、単一の艦種に絞って艦艇の解説とモデリングガイドから成る「○○総ざらい」。第三作となる今回は人気の高い重巡洋艦です。

大日本絵画「モデル・グラフィックス 2014年08月号」

モデルグラフィックス今月号の特集はこれが三回目となる「ガールズ&パンツァー」、恒例となる日本戦車道連盟認定の「オフィシャルハンドブック3」です。

モデルファクトリーヒロ「ジョーホンダ F1 パイロットシリーズ #01: アイルトン・セナ」

これまでマシンやグランプリに焦点をあててきたモデルファクトリーヒロ刊行のジョー・ホンダ写真集に新しくドライバー個人にフォーカスしたシリーズが加わりました。第一弾となるのは日本でもおそらく最も多くのファンに愛されたであろう、アイルトン・セナ…

学研「ガンダムビルドファイターズ オフィシャルファンブック」

好評のうちに2クール全25話の放送を終えた「ガンダムビルドファイターズ」の放送内容を一冊の書籍にまとめたムック本です。

モデルアート「艦船模型スペシャル 52: 最新 艦船模型テクニックガイド」

これまではヒストリカルな観点からの切り口で艦をもとい巻を重ねてきた艦船模型スペシャル、うって変わって今回はハウツーテクニックをメインに据えた特集です。既刊のモデルアートの艦船関係にはモデリングテクニック、マニュアル的な書籍も無論ありますが…

大日本絵画「アーマー・モデリング 2014年06月号 (Vol. 176)」

アーマーモデリング6月号、特集は「アメリカ陸軍の主力戦車史」。星条旗とオリーブドラブ車体が表紙を飾るのもずいぶんとひさしぶりな気がします。

TANKOGRAD「ANZAC オーストラリア・ニュージーランド 合同軍の軍用車両」

Australian and New Zealand Army Corps 略してANZAC の歴史は第一次世界大戦の時期にはじまり、現在に至るまでオーストラリア・ニュージーランド両国の密接な協力の下に運用されています。両国とも世紀をまたいだ100年以上の時代にあって政治的なスタンス、…

ホビージャパン「3Dプリンタのためのデジタル造形術」

「フィギュアの作り方」#01となるホビージャパンムック。一冊まるごとを使って1体のフィギュア製作を、現在急速に普及している3DCGによるデジタル造形で行うものです。

光人社「現代ミリタリー・ロジスティクス入門」

好みの方向性にもよりますが、軍事趣味に片足突っこんでそのまま沼に沈んでいくと「兵站」に興味関心を抱くことも多いように思われます。この分野では長らく「補給戦」や「山、動く」という名著が知られていますが、本書は現代最先端の諸事情を現在もっとも…

ホビージャパン「ホビージャパンエクストラ 2014 spring」

ホビージャパン別冊の新雑誌、特集は「ミリタリー×女の子」として「ガールズ&パンツァー」と「艦隊これくしょん」の2つのコンテンツをメインに取り上げています。

AKインタラクティブ「エイブラムズ スクワッド #4」

“THE MODERN MODELLING MAGAZINE”とサブタイトルされるように現用アイテムに特化したAFV模型雑誌エイブラムズ・スクワッドの第4号です。“MODERN”や「現用」といった単語の意味・用法は様々ですが、現代の世界で使用されている車両を中心に、第二次世界大戦…

大日本絵画「アーマー・モデリング 2014年05月号(Vol. 175)」 & 「スケール アヴィエーション Vol. 097」

AMとスケビ最新号、2冊まとめてのレビューです。アーマー・モデリングは「フィギュアの乗せ方合わせ方」、スケールアヴィエーションは「U.S.NAVY CARRIER BASED AIRCRAFT」がそれぞれ巻頭特集となっています。

ボークス「造形村コンセプトノート SWS #4: ノースアメリカン P-51D マスタング」

造形村スーパーウイングシリーズNo.4として好評発売中、1/32スケールP-51Dマスタングの設計方針からキット開発資料と組み立てガイド、更に作例解説と一冊の中に盛り沢山な内容を詰め込んだ書籍です。

ホビージャパン「大日本帝国海軍艦艇図鑑 1941-1945 」

ホビージャパンからこういうタイプの書籍が出るのもちょっと珍しい気がします、タイトル通り太平洋戦争当時の旧日本海軍艦艇を網羅したカタログ的なもの。

竹書房「レプリカントEX Vol.3」

竹書房のレプリカントEXはフィギュア―主に美少女―を魅せるという観点では本誌と変わらぬものでありますが、主に完成見本をカタログ的に掲載している本誌と比べてフィギュアの原型製作から塗装仕上げまで、造形作業に対する具体的な How toを見せる・読ませる…

ホビージャパン「AKライフルの軌跡」

「追悼 ミハエル・カラシニコフ」と副題にあるように、2013年12月に逝去した銃器設計者ミハエル・カラシニコフ氏の生涯と一連の業績をまとめたものです。