学研「ガンダムビルドファイターズ オフィシャルファンブック」

好評のうちに2クール全25話の放送を終えた「ガンダムビルドファイターズ」の放送内容を一冊の書籍にまとめたムック本です。

この種のムックとしては堅実な編集が成されたものですが、ページをめくるとまず第一に掲載されているのが「ガンプラバトル」のシステムとルール、それらについての設定と解説から始まるところはいかにも本作らしい構成といえるでしょう。


ビルドストライクガンダムをはじめとした本編の有力な登場機体はカラー画稿と代表的な活躍シーン、ベースとなったガンプラなど多面的に紹介されています。


各方面で様々に話題を呼んだモブシーンの機体も(さすがに全てではないのですが)網羅的に掲載。最終話で大量に出現した“モック”が載ってないのはあれが「ガンプラ」では無かったからでしょうか?面白いデザインだったのでそこのところはちょっと残念ではある(´・ω・`)


主要キャラクターについてもほぼ同様の構成で、公式の設定画と本編スクリーンショットを織り交ぜて紹介するページ構成は「オフィシャル」ファンブックとしては至極真っ当な内容です。


メカにしても人物にしても公式な設定ばかりではなく、本編描写のちょっとしたひとコマやささやかな演出の工夫が面白かった……のは隅々まで丁寧に作られていたことの証でしょうか、


全25話のストーリーガイドではあらすじだけでなく、本編シーンの名台詞や次回予告ナレーションなどの「小ネタ」も解説されています。小さなエピソードも掘り起こして記憶を新たにさせてくれます。


巻末にはスタッフ&キャストインタビューが3本掲載されていて、短いながらもこれがなかなか読み応えのあるものです。シリーズ構成やキャラクターの造形など本編の内容理解も深まるだけでなく、カードビルダー世代の長崎健司監督が初めて作ったガンプラがZZガンダムだったり、レイジを演じた國立幸さんがファーストガンダムファンだった御母上から「ランバ・ラル大尉も知らずに『ガンダム』を語れるか!」と30分説教された話などには製作サイドも世代交代進んでるんだなァと、いろいろ感慨深くなる(笑)そして黒田洋介インタビューにあった「もう1回この作品を作れと言われたとしても、主人公をふたりにしますね」という発言はなにやら意味深である・・・・・・


コンパクトにまとまった内容は今後発表されるであろう新展開の具体的な情報が出るまでの復習や、あるいはガンプラ製作のためのアイデア源としても役立てるかと思います。テレビシリーズ第二期的なものなるのかあるいは全然違う媒体となるのか。明日から開催される東京おもちゃショーでなにか発表があるそうなのでそれをちょっと期待しつつに。てか本日18:00に公式サイトでプレ発表ですと!?

にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ

 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
  

新展開までにゴッグの腕パーツを入手せねばならない……斧と盾にもまだまだ工夫が足りない気がする……