竹書房「レプリカントVol.47」

レプリカント今回特集の一番の内容は2013年夏のイベント、ワンダーフェスティバルキャラホビに出展された一般ディーラーのフィギュア諸作品となります。

今夏は「ガルパン」ブームの大きなうねりがフィギュアシーンにまで到達した時期で、大勢のディーラー諸氏による素晴らしい作品の数々が掲載されています。


会場で実際に目にした方の記憶を呼び覚ますだけではなく、残念ながらイベント参加できなかった方、行けても綺麗な画像を撮影できなかったような方々には至福の内容。


俺か。

俺だ。


ガンパン各キャラクターの人気の度合いはこれまでいくつかのアンケートなどで表出されてきましたけれど、立体化にあたってはまた別の魅力・観点からの評価が成されているようで興味深いところです。


カチューシャ&ノンナのふたりなどは立体栄えするデザイン・シチュエーションで本編よりもフィギュアのほうが一層面白く映るような。各ディーラー様とも単純に人気や見栄えだけでアイテム選定されるところでもないかなとは、愚考いたしますが。


勿論ガルパン以外にも本年話題となったものを中心に様々な作品・キャラクターのフィギュアが掲載されています。レプリカントももうすぐ通巻50号を見据えて、長く日本のフィギュア業界を定点観測してきた貴重なデーターベースとなる存在。


その時々の流行やムーブメント、人々の趣味嗜好といったものが明確に記録されているものです。なかなかちょっと、他では見られないことですね。


ことフィギュア業界全体で言えば一連の完成品が市場をほぼ席巻しているのが現状ですが、レジンキャストフィギュアの製作法、仕上げのテクニックなど作る立場からの記事も多く、


近年急速に普及している3Dデジタルデータでの設計、立体出力など自分自身での原型製作、ディーラー出展を目指すひとにも有用なページが多い内容です。


こと美少女フィギュアに関してはこれまで当ブログではあまり取り上げていないのですが、理由はおおむね美少女フィギュアを評価するための「語彙」が執筆者当人に不足しているからという、さえないものだったり。

いや、あるにはあるのですが、非常に御見苦しい文章になるので、その、まあなんだな……


決してこう、自分自身の趣味嗜好をさらけ出すのがアレとかソレとか、そうゆことでわないですよ?


今回掲載された中でもひときわ気になったのがこちら、1/35スケールで製作されたサンダース校の三人組。これっておケイさんはMGのコンテストに参加していたものですね、三人揃っていたんだなぁ……


やっぱりイベント参加したかったなーと、そういう気持ちにもなる一冊です(笑)


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