第52回静岡ホビーショー(その2)

「うわぁ、大変なことになっちゃったぞお」とか「…軍師死す」とかやってる場合じゃない。生しらす、おいしゅうございました。

さて今回ホビーショーではいわゆる業界的な「大物」新製品がいくつかありますが、広く話題の陸上自衛隊10式戦車は待望のタミヤミリタリーミニチュアシリーズ最新製品です。





全体としての設計思想は部品点数を抑えて誰にでも組みやすいプラモデルを目差したタミヤスタンダードなもの。特にこの戦車に関しては濃い目のスケールモデラー以外にも幅広く手にとってほしいものですし、それで良いかと思われます。



カメラ・センサー類を始め手を入れようと思えば入れられそうな箇所はいくつか見られます。そこは戦術と腕次第、でしょうか。

まあいざとなったら缶スプレーでぶわぁ〜っと吹いて「超会議の仕様です!」と言い張ればええです。


なお発注書に掲載されていた写真で旧式だと指摘されたフィギュアのゴーグルですが、展示されていた完成見本は発注書のままでありました。

ランナー見るととりあえず別パーツ(クリアーパーツか?)らしい。ですから他から融通するのも可能でしょう。先手を打つのがよいか正式販売まで様子を見るか、それは、それぞれ。


忘れてましたがデカールはこんな物でした。


M109自走砲ベトナム仕様。前回の現用版A6と違って砲身が短いままの旧いキットにタミヤ製M113ACAVのパーツを追加したものです。歩兵2体は非常に躍動感のあるよいフィギュアなんですけれど、もともとAPCから下車して走ってる人たちなんで、自走砲の横を全力で駆け抜けるシチュエーションって果たして。

イタレリ本体では単独製品化されている連結可動(一部は一体化)キャタピラを装備しています



一式砲+日本軍歩兵セットはボックスアートがかっけえ。


ミリタリーじゃないけど久々生産クイックデリバリー。


これまで永らく再生産されてこなかったのはデカールがらみなんでしょうね。今回は自社ブランドでこれもリニューアル新製品です。

ミリタリーじゃないんですけど「ロボコップ3」で悪役のSWAT部隊みたいなのがこーゆーパネルバン使ってて、割りとカッチョ良かったのです。あと今どきならば痛車向きですかねー。





1/32コルセアはもー普通に良い出来なのですよ。これが普通ってのも考えてみれば凄いんですけど。


缶スプレーに加えてウェザリングマスターの新色で退色表現やれちゃうのは面白そうです。


シムス級駆逐艦ハムマンは思いの外デカイ。

フルビューホンダRC166はアンティークな時計みたいなオモムキ(だんだん感想が小学生並みになってきている)



ミニ四駆ブラストアローは新型MAシャーシー、従来オプションはほとんど使えないようなことを事前ustで言ってたように思いますが、とりあえずボディの対応表を大きめ画像で置いときますね。


気持ち切り替えてハセガワの大物ミュージアムモデルシリーズソッピース・キャメルF1。従来の1/8ライトフライヤーやフォッカー三葉機よりもひとまわり小さな1/16スケール、多色成型やメッキパーツの使用で未塗装でも遜色ない仕上がりと非常にハードルを低く設定した大型モデルです。

補助翼の可動をシステム的に観察できるのはクラシックプレーンのスケルトンモデルならではでしょう。

話題のオスプレイはパネルのみでした、目玉アイテムがパネルだけなのはハセガワでは良くあること(w

デカールはどうも意図的に普天間基地配備機を外しているようで、そこら辺の狙いはちょっと気になります。


胴体一部新金型のユーロファイター複座型。



エースコンバット仕様機は幅広い層に訴求出来そうです。ポストアイマス機的な意味で。



VE-11早期警戒機の売りはもちろんレーダードームなのですがC型仕様のガンポッドがポイント高いです。「マクロス7」はハセガワ版権取ってないはずですがフフフ…



こちらはマクロスシリーズ30周年記念スペシャルカラーVF-1。天神英貴氏オリジナルデザインで各番組のタイトルロゴが描かれます。ところで、バンダイからもVF-1が出るけどハセガワのデカールってりゅうy(それ以上いけない)


弁天丸はTVシリーズの最終決戦版。劇場はまた変えてくるんだろうなー


そろそろ本当に何が何だか判らなくなりつつあるバーチャロン・マーズ。マイザーとフェイ=イェンのどちらも追加パーツの新規仕様なんですけれど。


むしろぺたんこ座りしているフェイ=イェンのすぐ横にあった跳び箱との関係になにか新しいジャンルを開拓できそうな勢いがですね。

1/12ガチャ筐体が出たときにシャレで台紙が入ってた「たまごガールズ」出したりしないんですか?と冗談めかして聞いてみたらわりと食い気味に「どんなのがいいと思います?」みたいに問い返されました。自分としてはこれこれこー思うと私見を伝えてきましたけど、やはりメーカーサイドもこの先の展開をいろいろと模索しているのは確かなようです。ガチャフィギュアや可動物、サイズ等々もしなにかご意見あれば、直接届けられる貴重な場である。

これなんかシンプルで良いアイデアです。


ICMやアドオンパーツなど最近良質な製品を多くリリースしているハセガワ扱い海外メーカーアイテムもいろいろ。


ブログやツイッターで積極的に情報発信しているアオシマの最後の隠し球はこの二つでした、またなんか、びっみょーにフ○ミと被るんでないかい。

リーズナブルな完成品バイクシリーズ、ベスパは女子キャラ向きですね。

1/16RC戦車はボークスが入れてるのとは違うのかな?しかしやはりガルパン人気の影響はありそうなラインです。

RCといえば1/72を謳っている赤外線リモコン戦車、予想通り九七式が異様に巨大である。強そう!ニンジャ!!(違)
まああまり堅いこと言わずに楽しむアイテムでしょう。ブース内でも広いフィールドを用意してテストプレイさせてくれました。そのガイドを務めていたのは社外の人らしいコンパニオンさんでそれはいい。

じつにいい。

でもね、アオシマブース内見回しても、どこにも女子高生が見あたらないの。

あれ?

アオシマのあおこさんはじょしこーせーじゃなかったの!?

暗黒大将軍ならいました(「あ」しかあってねえ)

さて夜も更けて通信状態が悪くなりそろそろ俺の電池が切れ遭難でここでいったん打ち止めに、つづきはまたっす。

しかしホビーショー速報謳ってバンダイ載せてないのも大概だよなあ…


いつやるの?朝でしょ!というわけで目がさめたのでコソーリ追加。


ギガントは劇中同様垂直尾翼を分離できるステキギミックを装備、モンスリィ女史のファルコも付属します。未来少年とゆーわりに原始的な彼は付属しません(そら無理だ)


完全新規サンダバード3号はスライド金型を多用した、単弾ロケットでも垂直積み重ね方式の設計。アオシマの宇宙シリーズ例えばH2ロケットを設計した経験が活かされてたりしますか?



この辺はまず懐かしさが先に立ちますが、むかしの模型業界はいろいろ懐が深かったよねと再認識するところであり。例年ホビーショーアオシマブースって楽しいよなやっぱりな。


ベストカーGT新作スバルサンバー(しかしどの辺がGTなんでしょうか)も今こうやってスケールモデルで手堅く形にしておけば、いろいろ応用効きそうな車であります。武装させたいなーと思うのはMENGモデル過ぎですかそうですか。

パネルバンがパネルしかなかったのは……アオシマスタッフギリギリまで大変そうだったからってあおこのツイートで(あおこなんていねえよわすれろ)



これはちょっと面白い、「山」の立体模型。どんどん繋げれば「山脈」が作れます。売り場も買い手も「模型」よりもっと別のところに居そうだけれど、これを作れるのは模型のメーカーです。


最近はすっかり零戦専門になってるSWEETですが、そろそろ零戦関係も出し切ったと思われますし、13年前ここで配ってたチラシに載ってた最後のアイテム、コモンウェルス・ブーメランが戻ってきてもいいのよ。


「最適化された」と「バラエティ豊かな」って相反する概念なんでしょうね

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