スクウェアエニックス「Play Arts 改: シェパード少佐 Female 」

プレイアーツ改、マスエフェクト3シリーズより主人公キャラクター、デフォルトネームは「ジェーン・シェパード」少佐のアクションフィギュアです。

元々「ジョン・シェパード」という名のむさ苦しいオッサンであった人物がナンチャラカンチャラの伝説を持つ呪いの泉にドボン!それ以来水をかぶると女の子になるという特異体質になったりしませんすいません嘘吐きました今!!


本当は主人公キャラクターの性別を自由に選択できる「マスエフェクト3」のゲーム特性からの立体化なのです。アクションRPGでも男女同権って如何にもアメリカ市場のゲームっぽいけど、ストーリー展開に性差は関係しないんですかね?また性別を「自由に選択できる」といってもいわゆるその、あー、あんまり書かん方がいいか、この種の話題は。ともかく自由万歳でジェンダーフリーなのです。


ゲームでは性別以外にも顔かたちや髪形など、グラフィカルなパーツを細かく調整できるのも売りだそうですが、フィギュアの方はデフォルトモデルをモデル化しているようですね。もすこし可愛げあってもエエんジャマイカと思うのは、日本市場の閉鎖性と非関税障壁ですかそうですか。

血液型で性格分類する日本社会はよく非科学的と揶揄されますが、髪の色で(特に女性の)性格を分類するアメリカ社会もいかがなものかと思うんだよなところでな。


“N7アーマー”なるバトルスーツを着用しているのでいささかゴツめ、されど曲線と直線のコントラストが際立つボディラインをしています。


顔以外のパーツもサイズ調整出来たらさぞや神ゲーだろうと思いますが、た〜ぶんアメリカのゲーム市場はそこまで未来を生きていないでしょうねえ。にプレイヤーの好みでサイズを調整できるゲームはとっくの昔に日本で開発されてはいますが、日本市場の閉鎖性と特異性を表わすかのように女性キャラ限定でありますので、自由かつ公正なアメリカ市場ではもちろんジェンダーフリーでお願いします。微妙にイヤな未来像が見えます。


アーマー各所は歴戦を象徴するかのようなバトルダメージ、ウェザリング表現が成されています。この辺はスターウォーズ以来伝統のアメリカ文化でありますので、ディズニー版スターウォーズでも継承していただきたい。ヒロイン造型は…ディズニーワンパターン型おとこまさりでジェンダーフリーよでもカワイイアピールもするわよ的ヒロインに、なってしまうんだろうなあ…


可動範囲はアーマーが邪魔をしてしまってここ数回で見てきたプレイアーツ改女性フィギュアのなかでも抜群に動きません…特に腕の左右方向は全くと言って良いほど広がりません。そして人類の救世主なのにスポスポ簡単に首が抜けるのはそれでいいのかシェパード少佐。


幸い上腕部分に可動軸が設定されているのでポージングの手助けにはなります。人体には無い構造ですけれど、人体のリアル・イズムを目指す訳でも無し。


股関節、前後方向にはよく動くのですが…


やっぱりアーマーが邪魔になって左右にはあまり広がらない。しかし、元々は男だと考えれば、たとえ股が広がってもあんまりうれしくないかもだ。


背面の反りは相変わらずよく動きます。「ノケゾリーナ」って名前のCGキャラをフジテレビが製作したのは、ボーカロイドの昭和史に隠された暗部である。


“N7 Valiant Sniper Rifle”“N7 Hurricane SMG”の二種類の火器と“オムニブレード”が付属します。


左右の手も交換パーツが付属しますが銃の持ち手は右手だけかな?左側は添え手のようですが…


特にマシンガンのストック形状がかなり独特な物なので、あまり自然に銃を構えられないのです。オサレデザインしちゃうと立体化の時に困るのは、ガンダムなんかでも稀に見られる話ですがね。


マスエフェクトのシリーズでも最終作の「3」で初登場した近接戦闘兵器オムニブレード。キービジュアル同様左腕に装着可能ですが、ゲーム本編では左右どちらもイケる筈。


ここから自由にポーズを取らせたいところですが、残念ながら今回使用したサンプルの関節が微妙にヘタっていてあまりよい感じにならんのです。やはりこのシリーズスタンド付属をデフォにしてほしいものですねって毎回言ってる気がするぞ。


跳び箱の力を借りたら人気のない体育倉庫でヤキを入れてる暴力教師みたいだ((((;゚Д゚))))


立たないんなら寝かせてしまえばいいじゃない!などとやってみると今度は表情が固すぎてなー。

どうにも如何ともし難いのである。困りました。


洋物ゲームも閉鎖的で特異的な日本市場でTPPするにはやはりこれぐらいの可愛げがあった方が良いですねえって短期集中スクエニプレイアーツ改プッシュの締めがこんなんでも勝てばよかろうなのだァーッ!!


ま、元祖のPlayArtsはスクエニコトブキヤの協力で立ちあがったブランドでしたし。

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