フリスベルグは北欧神話に登場する世界樹を守る大鷲の名、ROBOT魂SIDE-HL第三弾ゼーガペイン・フリスベルグが遂に登場でようやく3機揃い踏みできる時が来ました!夢じゃないかしら。
※ただし、今回自分がとんでもないヘマをしでかしたので商品レビューとしてはいささか体裁の悪いこととなっております。何卒その点、ご了承戴ければ幸いに存じます。
いつものように商品内容。各種兵装と平手2種が付属と基本フォーマットは同じですけど、フリスベルグは劇中ホロボルトを使用していないので、付属はしていません。設定的には他の2機に倍するエネルギー量・火力を備えているのであってもおかしかないのですけど。それ言うならゼーガタンク最強論がまあいいか。
その代わりに(?)アルティール・ガルダでは一体成型だったホロニック・ウイングがデザイン上の違いからフリスベルグでは6枚別々になってます。若干価格が違っているのはその為かなー。
本編映像では光装甲の輝きから「黄色」の印象を受けるのですが、こうしてみると各所にダークグリーンを配した極めてミリタリーテイストの強い機体だとわかります。俺によしですw
アルティールから派生したデザインとしてガルダは鋭角的でしたがフリスベルグは固そうなイメージ。背中のデザインが好きだって話をよく聞きます。自分は足元のカタチがゴツくてカッコエエ。軍用ブーツのようである。
頭部、目元は一文字にスリットの入る無機的なフェイス。この中にツインアイが存在するのだけれど流石に再現はムリでしょう。ゼーガペイン各機の細かいデザインの違いはようやく再版相成りました新紀元社刊「ゼーガペイン ビジュアルファンブック」に線画の設定資料が載ってますのでご興味ある方はどうぞ。いい本ですよ〜。
本来ここで各部可動範囲を紹介する流れなんですけど、流石に3回目だとやることがない(笑)アルティールやガルダを参考にして、フリスベルグはシルエットの異なる様を捉えようとまずは光子翼付けてみましょー
と、その時にだ。
6枚ある光子翼の内左肩後部の小翼がちーともはまらない。
部位でいうとここんとこです。
ボールジョイント受けの径が狭いのかはたまた広くて抑えが効かないのか、いっくらなんとかどうこうやっても中尾隆聖の声でしゃべるネズミのようにぽろりぽろりと外れまくる。だんだん腕に力が入ってあーいかんこのままではパーツ割りかねないとウイングからジョイントを外して。指も痛くなってきたんで何かで挟もうでもジョイント潰しちゃまずいからおおリボプライヤーがあるぢゃないかこれでつまんでぐりぐりっとな
ぱちーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!かん、かん、かん・・・
ロストしましたOTL
いや…なんつーかこー、ね…週末潰していささか気の早い大掃除まで初めて部屋中ひっくり返しても出てこないんだこれが(泣)流石に凹んでもうセーヌ川に飛び込んで死ぬしか。などと陰鬱としていましたら通りすがりの方から使えるのもはなんでも使えとアドバイスをうけて、
手頃なポリキャップのランナー切り出してマスキングテープ噛ましてジョイントを自作。これが幻体修復プログラムなんですね、ありがとうございますシマ司令!!
「色即是空、この世に存在する色形あるものは、すべて束の間。空即是色、しかし、ついさっきまで存在したものが滅び去った瞬間、またぞろ様々な色が生じてくる」
#24のセリフってこーゆーことだったんだぁ!!余りの実体験に目からQL。複雑だ…
正面から見る分には遜色なくて、なんとかリカバリーできました。いやホント、一時はどうなることかと泡食ってたんでアドバイスには有難い限りです…
さて気を取り直してレビュー再開。フリスベルグの主力兵装は二連装銃身のホロニック・ライフルを二門、両腕に装備するのが基本です。ええ、どこからどうみてもガン○ムヘ○ーアー○ズです、わかります。
でもブレードモードに移行するとあまり見ないシルエットになると思うんだ。あんまりつかってないけど。両腕装備してた記憶がないけど。
ところでこのホロニックライフルのブレードはアルティールのホロニックランチャー同様銃身を外して交換する方式になっています。構造は同様でもサイズが若干小さくなってこれまたぽろぽろ外れやすい。
オマケに四つもある。
…白状すると、ちょっとだけ、イラッ(-.-#)としました。
でもここは良かった!ホロニックウイングにモールドされてるスピードマイン。てっきりこういうところはスジボリ処理で済ますだろうとか思ってたんで立体感溢れる仕上がりに歓喜が喚起される。一見すると地味な部分ですがフリスベルグ特有の装備であるしそれになりより「アークの遺してくれた、置き土産です」
この武装があればこそガルズオルムの北極基幹サーバーの位置が判明したので結構な功績なのです。プロジェクト・リザレクションに於いて復元者のスペアボディが保全されている通称「繭の間」を殲滅したのもフリスベルグだし月面基地ジフェイタスの中枢を破壊した件といい、なんだか人類再生の真の立役者はこの機体とガンナーであるクリスのような気がしてきた。いざって時に頼りになるひとだー!
「ゼーガペイン ファイルサルベージ」にはクリスのラフスケッチに添えて「次元の若いころか?」とイメージ指示があります。なるほどそういうキャラなのか。
そんでもっていつものように魂STAGEにセットする。製品ひとつに3セット入ってるんでゼーガ的にはこれでぴったり。クロシオ機の事はあとで考えよう(w;
他の2機とは違って独特の構造をもつフリスベルグの光子翼。6枚の翼はシールドも兼務していて、本編では多彩な動きを見せていました。ちょっとガンダム00のシールドビットを先取りしたような…なんて言うとフカし気味だけど、デュナメスをデザインした柳瀬敬之の名前もスタッフにはあるのであるいは本当にそうかも知れないのです。
まー流石に製品ではそこまで動きやせんのですが。
なんだかこういうカットが多かったような気がする。基本シューティングなフリスベルグはどっか無機的・航空機的に描写されていたイメージ、あくまでイメージであって初登場時にはコブラルに傍若無人なケリを入れたりゼロ距離射撃をかましたりと派手な動きもあったのですが、まー全体として。雰囲気ですね…
そんなフリスベルグが本編随一の見栄を切る場面が#14「滅びの記憶」でオケアノスを背後に置いてライフル構えるところ、を再現しよーとコマ送りで見てみたけれど、あんまり上手くは決まらないんだな、これが。なんだか全般的に関節部分がユルめであるのも確かなんだけど、これは個体差かなー。
#14といえばやはりいちばんのツッコミどころは「なんでKV−1なんだよッ!」だと思うので懐かしの海洋堂チョコタンクから同車を並べてみる。ちなみにスケール対比はまるで合ってない(藁
しかしなんでKV−1なんかが出てきたんだろう?スタッフにソ連軍ファンでもいたんだろうか??
こうして見るとウィングガンダムのようでもあるなぁ。傘型のシルエットというものも、近年のアニメロボットには稀に見ますね。
いやしかし、こうして3機が揃うと喜びもひとしお。地味な作品と言われながらもファンいや信者をやっててよかったなぁと思うんですよ。傍から見ればオモチャのロボットが3つ並んでるだけに見えるかもしれないけれど、これはかなりの感動だ。感動の多い人生は素敵だ。フレームに収まらないほどの喜びがここにある!舞浜の空は青いぞ!!
…クロシオ機の事はあとで考えよう(w;