「香港ダストリミテッド KV-152/A“ビッグ・ジョセフ”」


SFアナザーWW2ストーリー「ダスト」より、シリーズ随一のビッグサイズアイテムその名も「デカいヨシフ」のレビューです。


はじめてこの製品見たとき「まんまじゃん!」とか「話は聞かせてもらった!(AA略)」とかいろんなことが脳内を過ぎっていったのですがあんましいろいろ書いてしまうとシベリアで木を数える羽目になるのでごくごく普通にれびゅーします。


例の通りのパッケージングで金属シャフトパーツ多し。注意すべき点としては写真にある3体のフィギュアは付属してません、てことです。どうみてもこれタ○ヤのMMシリーズなんで、必要な方はそちらから流用してください。


例の通りの刷り物3枚が付属。デカールはやはり“フューリーオブイワン”と同一の共通デカールです。カタログも一緒。またこの画像からでもわかるかと思いますが脚部の組み立て説明図がロコツに間違っているのも例の通りで慣れました(笑)メーカー側で気づきそうなモンだけどなー。


上半身はまんまJSU-152なので何にも考えずにサクサク組んでいけます。ただ一箇所股関節(??)の装甲板を支えるパーツの形状が説明書からでは汲み取りにくかったんで、ここんところはクランク軸を介して本体と接続です。一度うっかり上下を間違えて接着し直したのはナイショw


装甲板の切削断面、圧延鋼板の表面テクスチャーなど表現の幅は広がってます。どんどんスケール物らしくなっていく…のはデザインのせいでもあるか。


パーツが集中する脚部。前述のように説明書は膝関節の向きが間違ってたり、完成写真では装甲板に隠れて全然見えないので内部フレーム、制作の参考に。4本のシリンダー(大)は左右の別が無さそうであったりするのでご注意です。シリンダー(小)は後部の駐鋤用。パーツNo.が割り振ってあればもっとわかりやすく説明できるのだががががが


特徴的な後部の推進プロペラは実際のWW2でソ連軍が用いたプロペラソリ(Aerosaniとか言うらしい)がモチーフなんですが、2重反転プロペラはTu-95ベア爆撃機のようで共産趣味者の琴線に触れますww


全部くっつければ完成です。デカい、大迫力、話は聞かせてもらった!(AA略)
なんだかラッパ吹きの女の子を乗せたくなりますね。脚の数が足りませんね。


側面からみるとユーモラスにも見えるんだけど、こんなのが地平線にずらーっとならんでわらわら攻めてきたらユーモラスどころかマーベラスだと思うんだ。


本体は中空構造なので頑張ればモーター仕込んでプロペラ回転させられるかも知れません。もっとも2重反転ギアを何とかしなきゃイカンので、いっそMiG15あたりからエンジンパーツ持ってきてジェット化させてみるとコンテスト受けするかもだ。


駐鋤は一応可動します。この部分シリンダーも多く配置されてて塗装や汚しや、いろいろ見せ所になりそうですね。スキー板のウェザリングは実際のスキー板とは違ってくるんだろうなー。ん、あれ?ところであー、まあいいか。この件については後ほど。


JSU152と同様の後部ハッチからはJSU152とは似ても似つかない謎メカがのぞいていますw この“ビッグジョセフ”は搭乗員3名だそうで、この位置にハッチを設ける理由はよくわからないんだぜww



車体側面の雑具箱は燃料タンクと選択出来ます。ソ連軍アイテム共通のドラム缶型なんですが、それをこの位置に取り付けるのは流石に似合わないかなーと思う。ところでVK動力源って液体燃料なのですかね?あんまり詳しい設定しらないんでアレなんですけど…南極で採れる鉱石(?)でしたか、マスモデのバックナンバー読めば載ってるのかな??



今回も例によってフィギュア紹介です。枢軸女性労働者「ビアンカ」さん。こんな露出の多い格好で労働すると生傷が絶えないよなと思うDUST世界はタイヘンなところですね。


例によってブリスターパッケージ。今回は左腕がコンパチです。


削岩機を右肩に担いだ上で、左手はデカいレンチか挑発ポーズかを選べます。左の画像見て「YAT安心宇宙旅行」の天上院桂さんみてーだと思われた方、ちょっと飲みに行こう。


3回やってみてぼくにもだんだんDUSTがわかってきました。かのブルース・リーが言ったように

“Don't think, EEL!”(考えるな、ウナギ。)


それが大事なんです。



ところでこの“ビッグ・ジョセフ”、設定読むとものすごく無理がある。曰く「パトロール用」だとかでこんなうすらデカいメカでパトロールかよ!とさまぁ〜ず三村調にツッコミいれたくなりますが重大な事実はこのメカ 歩 か な い ってことで足なんて本当にただの飾りですよ!!と整備員逆ギレ…

と、思ったんだが。


この部分を「ソリ」じゃなくて「スキー」だと捉えれば、このうすらデカいメカが華麗なフットワークで雪上に美しいシュプール!を描いて直滑降だの斜滑降だのフリースタイルモーグルにK点越えの大ジャンプに…



すいません、ぼくまだDUSTのことよくわかってなかったみたいです。
なんだか恐ろしい世界観が支配する場所のような気がしてきました(´・ω・`)



ところで、雪が溶けたらこのメカ何に使うんでしょう?



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