バンダイ「フィギュアーツZERO ビスケット・オリバ 」

フィギュアーツZERO「グラップラー刃牙」シリーズ第二弾となる固定ポーズフィギュアです。

ひと昔前と違って男性キャラクターのフィギュアもずいぶん市場に受け入れられてきた昨今のホビー業界ですが、この刃牙シリーズに関してはその、


やっちまったな


感が非常に強いと思われる。なにをやっちまったかってそんなことは到底口には出せませんが、とにかくインパクトはあった。インパクトしか無かった。


造型・出来映えは凄まじく良いもので、原作の個性的な雰囲気を良くも悪くも備えています。原作マンガもずいぶん息の長いシリーズで、アニメ化されたりネットの様々な界隈でネタ化されたりと、読んだこと無い人でも少なからず接したことはあるんじゃないかな?


自己主張の激しいベースが付属します。接続ダボは両足分に二箇所ありますが…


さっぱり幅が合わなかった(´・ω・`)

個体差…でしょうか、もっと両足広げたら入るのかなあ?ドライヤー使って暖めてとか手法はいろいろありそうですが、パーツ自体がムクで密度の高いものなので通常の美少女フィギュアのように上手くいくかはよくワカラン。それにその、男の足広げても楽しくないよなー、とかだ(´・ω・`)


片足接続だけでもちゃんと立ちますし、それほど問題にはならないかもです。


80年代後半のガンプラシーンであさのまさひこ氏が提唱していた「S字立ち」とゆーやつです、いわゆる。


実に人生楽しそうな表情。


頭部はオプションで白目をむいた状態のものも付属します。原作ファンならここで感涙するところなんですか?


「胸がケツみたい」なところはオシリスキーな紳士諸賢にも訴求する箇所でありましょうか。


脚はフライド人体にして食えそうなほどのボリュームですが、残念ながら全部筋肉なんで食べてもおいしくないぞ。


雨が降ったら池が出来そうな鎖骨周りの造型も実にフリーキーだ!

と、薄々感づかれている方も多いでしょうがワタクシこのビスケット・オリバを始めとして刃牙シリーズ全般なんにも知りません。濃厚な造型に対して淡泊過ぎにも程がある。しかし知らんものは知らんッ!知らないから逆に聞いてしまうが


なんでパンツに手を突っ込んでるんですか?
なんでパンツに手を突っ込んでるんですか?

実にインパクトがあったので二度聞いてみた。聞いてみたがよくわからない。なんでごっついオッサンが「ビスケット」なんて可愛らしい名前なのかは30秒ほど考えたらなんとなくわかった。でも口には出さないのが紳士的な対応だと思う…


そしてバンダイフィギュアーツZEROのバキシリーズには初回限定として体重100kgの巨大カマキリを構成するボーナスパーツが付属します。シリーズどんなキャラよりこのカマキリがいちばん有名な気がするぞ。


ビスケット・オリバに付属するのは全4体のうち「弐」番目の胴体部分です。ところでもしもカマキリが全長2m程のサイズに巨大化すると、それに連れて当然上昇する自らの体熱を適切な量で外部に排出することができずに、成す術もなくそのまま死ぬだろうことはヒミツだ。カフカのようにはいかないのだ。


四つのボーナスパーツを集めないと完成しないカマキリですが、しかしこれはこれで、単体で成立している気もします。なんというか触手的なアレだな、その…意味も無くヒワイな物体として、だな…


ずいぶん昔の話ですが、友人と会話をしていて「グラップラー刃牙ってどんなマンガ?」「色々な意味で痛い作品」みたいなことを言っていたのが昨日のようによみがえります。玄関先に置いておけば魔よけにもなりそうなこのビスケット・オリバ、いまなら55%引きの1418円で絶賛セール中!いまならボーナスパーツも漏れなく付属!!いまなら?いまでも??いつでも…


この場合「絶賛」と「セール」は日本語として矛盾する表現ではないかと煩悶するところでして、やはり色々な意味で痛い存在なのであります。

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