バンダイ「1/35 アレクサンダ アキト機」

コードギアス新作シリーズ「亡国のアキト」より主人公日向アキトの駆るE.U.軍新型ナイトメアフレーム「アレクサンダ」です。
時系列的にはTVシリーズ「反逆のルルーシュ」一期と二期の間に属するということで、だとしたらTVシリーズの頃のEU軍KMFとはずいぶん違ってるんだけど…と思いきや、その出自や運用はずいぶん特殊なモノであったのでそれなら納得であります。いや、ギアス関係そんなに詳しくないんですけどね(^^;







細身の機体ですがパーツ数はかなり多め。後述しますが豊富なオプションや変形機構が製品内容にボリュームを与えています。Aランナーがアキト機専用パーツになってることも含めて、各部にあるスイッチなどをみれば他の機体(アレクサンダ02)への展開が予想されます。


関節構造はABS+ポリキャップの平均的な仕様ですが、PC自体は完全新規のPC134ランナーが使用されています。既存のシリーズと直接の互換性はありませんが…なくてもあまり困らないか(笑)


シールは2枚。機体各所の赤ライン(全てではありません)や機体番号が含まれます。


「亡国のアキト」本編のメカ作画が3DCGであることも相まってか、機体各所のディティールはTVシリーズのキットとは比べものにならないほどの精緻なもの。ちょっとHGUCヅダを思わせるような硬質のモールドです。


2体付属するフィギュアのサイズが全然違うのはTVシリーズのころと全然変わってない(笑)いいの、CLAMP星人は伸び縮みするの!


そのちっさい方のフィギュア(座像)でも、この通り完成後は見えなくなる髪の毛部分まできっちりフォローされています。このあたりはレーザー加工金型の面目躍如といったところか。


ナイトメアフレーム特有の機体後部に張り出したコックピットブロック。虫をイメージした曲線主体の形状ですが、白いカラーリング含めてまるで和式べ(わー!)


機体開発者が女性キャラな設定故か、ロボットアニメにはめずらしく主人公機が女性型をしています。バストラインとかあるので萌え方向にシフトするのも容易なことでしょう。あ、ちなみに白成形のおかげで照明でディティールが飛んじゃうので、今回露出を下げてます。薄暗かったらスイマセン…


胴体内部には変形機構のための可動フレームが仕込まれています。かなり独特な動きでユニークな設計。


なんだか「幼虫」っぽいアウトライン。カイコガ…みたいな?あー、お話が展開したら羽化して翅生えたりするんですかね??


女性型なのでツノが生えています。四本伸びてるグレーのパーツが胴体部分と繋がらないのは設定通りで、おさげや縦ロールのヘアスタイルに見えなくもないですか。


肩・肘ともに関節可動範囲は広いのですが、動かし過ぎるとナチュラルに脱臼するので注意。手首パーツの豊かさはこのキットの魅力で握り手・平手・武器持ちと変形時に地面に掌底をつくものに加えて刺突兵器ウルナエッジを使用した状態のパーツが左右それぞれに用意されています。


膝関節の可動範囲は90度ほど。細身のバランスなのでランドスピナー展開してないと自立も厳しいのですが、設定画もそうなってるので問題ないよね。


前後から。かなり細身のシルエットなのはコードギアスに限らずこのサイズのバンダイプラモでも異色な出来映えで、このようなプロポーションでも破綻なく成立しているのは驚いて良い事かも知れませんね。今ならオーラバトラーとかもっとこう…無理かな…


一部組み換えありで変形するインセクトモード。初見で失笑したものですが(失礼!)本編での活躍を見るにこれで正解じゃないかと思いなおしたことも事実です。「重力戦線」の強襲型ガンタンクと並んで高速で匍匐前進する…都市伝説で言う所の「よつんばい」あるいは「100キロババア」に匹敵するロボだ!


パイプ状のフレームで上下半身を繋いでるのはゼータガンダムのメタス風味といった感じ。膝関節は延長パーツを足してるんですが、人型姿勢のまま膝だけ延長すればあっというまにCLAMP星人的スタイリングに!(いま考えたので画像など無い)


ここからは武装の紹介。リニアアサルトライフル「ジャッジメント」※ですの禁止
サムホールタイプのグリップを持つライフルってそれだけでもプラモデルのロボットに持たせるのは珍しいアイテムですが、手首の軸角度もちゃんと計算してるので自然なホールドが可能です。


サブアームを介して肩上に装備することも可能。もちろん左右ともです。


トンファー(特に恥ずかしい二つ名はない)は展開/収納コンパーチブルで展開時にはピックが延伸されます、物騒です。グリップにはストッパーがないので、手に持たせる際には抜け落とさないよう注意。


手首部分に収納された刺突兵器「ウルナエッジ」いや売るなと言われましても。


そして本編冒頭の戦闘シーン(9月14日の23:59までバンダイチャンネルで無料配信中、ギリギリ間に合うかな?) ※配信は終了しました で活躍していたフル武装に拘束具+爆薬状態のインセクトモード。日本男児なんでどぉーんと行きます破裂します。


白い機体に黒でスミ入れやるのは結構難儀なことではあり(汗)アクションベースで多彩なポージングが可能ですが、ことギアスのKMFに関しては空飛ばない方がいいよ派なので、その点でも今回の映像は良かった。まぁ…いずれは空飛ぶんでしょうけど。TVシリーズとは監督が変わったといってもエスカの人ですしね。


バリエーション展開が可能な設計とはいえ販売形態までは予想しかねるので今後の映像展開やホビーショーでの情報などにアンテナ張っておきましょう。新型機のみならずグロースターやサザーランドといった従来のKMFもCGでリニューアル&ハイエンドディティール化が成されてメカ的には非常に充実した作品なのです。そして叶うならば人気が広がり真綾ちゃんの歌がどんどん売れてそのおこぼれでもいいから…


こんどこそパンツァーフンメルにも光を!ROBOT魂のプレバン限定でさえ恵まれなかった気の毒な機体に立体化の!!機会を!!!


…無理かな(´・ω・`)


ところで「亡国のアキト」の時系列が「反逆のルルーシュ」一期と二期の間ってことは、どんなに頑張っても最後はウザクさんが鎮圧しちゃうよENDってことなの(・ω・)?

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