グレナディアモデル 1/35 帝国陸軍戦車兵&歩兵将校セット

「種類が少ない」と言われながらも着々と数を増やしつつある旧日本軍フィギュア、今回はグレナディアモデルからリリースされたレジンキット2体セットのレビューです。


例によって、さくっと仮組みしてみました。

「指差し」と「双眼鏡持ち」、どちらも1/35スケールのミリタリーフィギュアとしてはオーソドックスなポージングですが、こと日本兵となると珍しい…ような。パッケージには「昭和13年以降の各戦線の〜」とありますが、私見的には太平洋戦争緒戦あたりが似合う二体だと思います。「次はブキテマだ」とか、そんな感じです。


後方から。将校用背嚢など装備品の抜けは非常に良好で、細かなパーツを無くさないようにすることが本当に本当に重要です。でした。ああ、見つかってよかった…
これだけ装備優良な野戦将校のフィギュアってなんだか景気が良くて、大戦末期の悲壮さにはあんまり合わないんじゃないかと。
ところで製品解説でもグレナディアモデルさんのサイトでも、指差しの彼は「戦車兵」扱いですが


立派なヒゲなどたくわえていてどう見てもこっちのほうが偉そうです(苦笑)
「戦車兵将校&歩兵将校セット」では語呂が悪いのでしょうねと、それは容易に想像がつくのですが。
指差しフィギュアも各メーカーから各国軍隊の兵士がリリースされていて、いつか一堂に会した世界指差し戦隊をみてみたいものだなーとかすごく適当なことを考えてみる
(T社ルノーUEの指差しフランス兵がお気に入りなのです。ドイツ軍のみなさん、パリはあっちです)


こちらは歩兵将校。なにかスゴク味わいのある表情で…誰かに似ている…誰だろう??
双眼鏡の負紐は自作となっております。また完成見本では軍刀など一部ディティールアップされてる箇所もあるようですね。鉄帽なんか追加しても面白いかな。

ただ並べただけでも簡単な情景が作れる2体セット。いまにも台詞が聞こえてきそうですね、と書いただけではいかにもありがちな文言なので、少し遊んでみます。


うちあわせ中です


おこられました


ついてゆけぬ人だ…


「あとは任せたから」「マジかよ!?」


と、このように同じフィギュアでも位置関係ひとつ変えるだけでジオラマ上に自在なストーリーテリングをってこれじゃ単なる四コママンガじゃねーか!!


すいませんすいません、察しの良い方は気がつかれたかと思いますが、以前モリナガ・ヨウ氏がAM誌上でやってたことのサルマネなのです…(2002年11〜12月号。気になる人はバックナンバーをチェックだ!)
マルモニュースも面白い話が多くて好きなんですけど、いかんせん時事ネタ記事も多いからか(?)単行本化されませんねー。